神奈川3陣 7人が追加提訴

2月16日、被害者・遺族計7人が神奈川3陣訴訟の追加提訴を行いました。今回の提訴で原告は計約180人となりました。3月17日に予定されている3陣第1次訴訟との併合を求めます。

原告となった佐藤實さんは建設現場工事等の保温工事に従事してきました。石綿シートをはさみで切断する時などには大量の石綿の粉塵が舞う室内で常に働いていたといいます。しかしその危険性はまったく知らされる事はありませんでした。1年半ほど前からつらい息苦しさを覚え、びまん性胸膜肥厚の診断を受けました。今では酸素ボンベが欠かせません。

最高裁決定を土台に、全国すべての建設アスベスト訴訟の早期解決と、原告となっていないすべての被害者の補償を実現するための基金の創設を国と建材メーカーに迫っていきます。