最高裁 国と建材メーカーの責任認定

5月17日、最高裁第1小法廷は建設アスベスト神奈川1陣訴訟について、国と建材メーカーの責任を認める判決を出しました。

国が1975年から2004年までの間、アスベストの危険性を建設現場従事者に知らせる警告表示や、マスクの着用を事業者に義務付けなかったことを違法と認定。労働者のみならず一人親方や事業主の被害者に対しても賠償する義務があるとしました。

建材メーカーは、建設現場従事者にアスベストの危険性を知らせる警告表示の義務を怠ったと認め、シェアの多いメーカーに対し共同して被害者に賠償する責任があるとしました。

判決により一部は確定し、残りは賠償額の算定のため東京高裁に差し戻されました。