神奈川2陣東京高裁判決 全員勝訴

国に13連勝 一人親方等も救済

建材メーカー3社に賠償責任

8月28日、首都圏建設アスベスト神奈川2陣東京高裁で、原告全員を救済する全面勝利の判決が下されました。判決は国の責任を認め一人親方を含む建設従事者を救済し、建材メーカー3社(ニチアス・エーアンドエーマテリアル・ノザワ)に賠償責任を認めました。 13度連続で積み重ねられた国の責任を認める司法判断はすでに不動のものとなりました。一人親方・零細事業主に対する国の責任も5高裁連続で、建材メーカーの賠償責任も5高裁で認められました。

国と建材メーカーはいますぐ補償基金創設し、全面解決の決断を

首都圏建設アスベスト訴訟では、東京高裁に続いて9月4日、東京地裁の判決が予定されています。東京判決でも原告が全面的に救済されることでしょう。

 さらに神奈川1陣訴訟は10月22日最高裁で弁論が開かれます。年明けにも最高裁の判断が下されると予想されています。 来る最高裁判決でも今回の判決と同様の結論が示される見込みが一層高まったといえます。 原告は、多くの被害者が亡くなる中、一刻も早い全面解決を求めています。 最高裁判決を待つことなく、被告国と建材メーカーは直ちに、被害者補法基金制度による全面解決に応じるべきです。